オレ節生活

気の向くまま、思いつくまま

『朧の森に棲む鬼』東京千穐楽&総括(?) その1

なになに?「演劇界」3月号にライ様のUP写真が載ってるとか、、、小耳に挟んだのですが、帰りにチェックできなかったじょ.....。街の小さな本屋さんに「演劇界」が置いてあると思う方が間違いなのか....ショボン。(情報サンキュです、M様!)

さぁて『朧』。「総括」などと掲げましたが、なんてことはない、「雑感」です。
結局、千穐楽含め6回も通ってしまいました。初日(2日)は最前列で何が何だか分からないうち(笑)に終了。染ちゃんにただ見惚れていただけのような記憶しか…そしてチョイ物足りなく思った初日。
次は8日・夜。2等のオイシイ席で観賞。ここで、来た来たキターーーーッッ!!一気に朧モード突入。13日追加しておいて良かった。でも代わりに譲渡してしまったチケットが惜しい…(涙)。
13日・昼、3B席で観賞。分かっちゃいたけど舞台上手が見切れる席で(その代わり花道バッチリね)、気持ちが残念モードに入ってた一幕目は割と冷静でした。がっ!二幕目からは見切れる事なんて忘れてしまうほど入り込みましたっっっ!!特に、今まで何となく手探りだったように見えてた古田さんが、凄みのある存在感を放ってきました!ここここ、こーでなくっちゃ!!染VS古田対決!!恐らく、6回観た中で一番見にくい席だったのに、一番衝撃が強かったのでは?。舞台はナマモノ、一体何が待ってるか分かりません!だから何度も足を運びたくなるんですねぇ。舞台は魔物か......。(因みに、観劇後、染丈の記事が載ってる雑誌などをチェックしたら、余計に胸が熱くなった。この日は特別でした。)
追加した13日がひどく良かったので何とかもう1度!と、またもや追加してしまった22日・夜、4回目。ハッキリ言って病気です(汗)。この日は撮影日でした。花道付近にあるカメラがちょっと気になったね。同じ日のマチネは、観劇していた染友によると正攻法の気合いが入ったものだったらしい。が、ソワレはハジケ気味に来たのか、私の中では一番グダグダに見えた(笑)日でした。血飛沫が飛ばない、というハプニングもあったし、恐らくDVD(より前にゲキ×シネか?)になるのはマチネの方でしょうね。でも、色んな意味でこれを観られてラッキーだったのかも(笑)。
22日が私的グダグダだったので、集中できるか?と少々心配しつつ二日後・24日夜には5回目観賞。これがっ!!花道近くで席が良かったのもありますが、硬直状態になってしまうほどの迫力っ!はっきり言って役者さん達は皆かなり疲れているご様子。台詞も噛むし、喉はつらそうだし....。しかし、その分、気持ちの入りようが違う気がする。芝居としてどっちがいいかとか、好みとかはあるんでしょうが、とにかく気迫。こっちの体調が変になっちゃうんじゃないか?と思えるほどでした。ひぇー、ライ、怖いよぅーー(涙)。この日もマチネには染友が観ていたのだけど、夜と印象が違って少々驚き。思ったのだけど、最後の1週間はマチネはまだほどほど保っていたけど、さすがにソワレになると疲労が取れなくなっていたのでは?25・26日とそれぞれ観た友の言葉を聞くと、あながち外れてもいないかな?
そうして迎えた6回目、千穐楽。もしかしたら楽ってことで壊れすぎちゃうかも?そしたらそれでお祭り騒ぎを楽しめばいいや、と心して挑む。でも、ネタに流れすぎずちゃんと(?)気合いの入った最後の芝居を観ることが出来た。2階4列ほぼセンター席だったのだけど、いやぁ、4列目とは言え見やすいこと!新橋演舞場の2階席は良いですねぇ。そのせいもあってか、いくらなんでももう夢中にはなれないだろう、と高をくくって(?)たのにアッという間に芝居の中に入り込んでる自分発見。いやぁ凄いです、「朧」パワー。この吸引力。当初、脚本が甘いんじゃない?とか思ってた部分も、自分の想像力で思い切りカバーしちゃってるし。返ってあれこれ妄想できること、色々解釈できることの楽しさよ!それと、客席の熱気も相当なものでしたね。この栄えある(?笑)千穐楽を楽しんでやろう!という興奮に満ちた空気。その雰囲気に呑まれたせいもありますな。ライ@染丈が花道に現れた途端、起こる拍手。ここであんまり拍手はしたくはないんだけど....でも楽だからいいっか!て事で何となく納得してしまうのでした。
そう言えば、24日、前列に座っていた女性4人がどーもサダヲくんファンだったらしく、花道に登場した途端「サダヲだ♪」「サダヲ」「サダヲ♪」と色めき立ったのがちょっと可愛かった(笑)。私も染丈のボロ衣装が、結構露出度高くて色めきましたよ♪脇からお腹の辺までモロ見えよ♪うふ♪お肌はつるつるだし♪♪←何、見とるーー!!脇に逸れすぎ。戻して、戻して……
ま、楽日の芝居は気合いが入りすぎたのか?皆、何かしらどこかは台詞噛んだりしてました。オープニングソングで、オボロミ@聖子姐が歌詞を間違えたことが何より驚愕!!「人の国の王に…」という歌詞を「好きな男の…ムニャムニャムニャ」と後ろの方はハミングになってました。「好きな男」ってーー(笑)??!!後でサントラを聞き込んでいたら「ははーん、"魅せられて"byジュディ・オングに似てるから?」という推測に到達しましたが、そういう説も既に出てるそうで。でも自力でたどり着いたから良しとしよう(何がじゃ・笑)!この歌詞を受けてライ@染丈は「王だと?」と応えるのですが、、、、そのまま言ってましたね。そりゃ言わねば後が続かないモンね!聖子姐、もちろん罰ゲームへのポイント加算ですね?それも高ポイント?もしや、大阪公演初っぱなに聖子姐の罰ゲームが??←何を期待しとる?!そうでも見られないのに(笑)。
染丈も何度か噛みそうになってた危うい箇所もあり、二幕開けのツナ邸を訪れるところでは「エイアン四天王…」が「し...ぇいあん」になってましたね。新しい国か(笑)?!この後、調べたツナの境遇を語るキンタも噛んでた。つられたか(笑)?!二幕目の冒頭、ツナの独白も「あの男だ。あの男の剣が…」の最初の「あの男」が抜けてたような気がしたけど…。ツナ@秋山さんと言えば、ヤスマサの手紙を読み上げる場面、暴走気味のキンタに「キンタ、気は済んだか?」のアドリブ、ナイスツッコミ!ナイスセーブ!恐らく、最後の数日間で壊れてきたサダヲくんへの労い(?)の言葉であったのだろう(笑)。崩れない秋山さんの楽のアドリブ。いいもの観ました(笑)。
日ネタのウラベ&サダミツ会話は、「結髪」に行くから云々…でしたが、「けっぱつ」って!!そんな単語、歌舞伎に慣れ親しんでるヒトはいいけど、知らない人の方が多くない?現に「洗髪」だと思ってる方もいたよう。ネタより「結髪」という言葉が衝撃(笑)でした。
ショウゲン@サンボちゃん登場の一言ネタは「私はムチウチではな〜い」。
マダレの紹介。「マーチャン」。
オクマはキンタの跳び蹴りを全身に受け止めてました。舞台女優って大変なのね(笑)。
そんなちょっとした箇所があったけど、後半はやはりド迫力。2階からだったから余計でしょうが、ライの三白眼が……怖いよぅ!!楽はこれまでよりももっと睨みを利かせてたんじゃないかしらん?牢屋の場面から、四つ巴対決〜落ち武者狩りラストまで、何故だかずーっと胸がドキドキしてて....お腹がキュゥ....いやはや身体に悪いです(笑)!毒です!色んな意味で「悪」で「鬼」なんだなぁ.....