オレ節生活

気の向くまま、思いつくまま

『朧の森に棲む鬼』4回目感想・その2

昨日、オボロ観劇の為に早退したからって訳でもないけど、今宵は残業でもう日付が変わろうかという時刻に帰宅。ヤバヤバ(汗)。早いとこ昨日の感想上げないと、明日また(もう?!)観劇デーですよ。いつものようにのんびりしてられません。過去の日記をあまりいじるのはよろしくないので、「感想その2」としました。あんまり代わり映えしないけどね(笑)。

気になったところ、羅列でいきます。

・いのうえさんの指示だと聞いていた初っぱなライの喋りのテンポがスローダウンしてた。さすがに走りすぎ(早すぎ)て「何を言ってるか聞き取れない」という人が多くいたのかな?私も前回、アンケートに「早すぎじゃあ…」と書きました。それとも、"撮り"の2回目で違うアプローチをしたのかも?

・オボロの剣に操られる殺陣がコミカルちっくになっていた。より「こいつ、本当に弱ぇーヤツなんだよ」を誇張したらコミカルなった、ということか?以前のも良かったけどね。しかし、操られるのが上手くなりましたな、染丈(笑)。

・タイトルが出るところは何度でもゾクゾクします〜〜。でもこれ、2階3階席の醍醐味ですな。

・カネド@エマさん、黄金を二人に与えるところで「すごいでしょ〜〜鼻から鼻血がブーよ」。「鼻から」は余計じゃ……実は、エマさんの口調で言うこの台詞、私、ミョーに好きなんす。だから気になって(笑)。

・初見の時から微妙…と思ってたけどライがシュテン党の皆に言う「なぜそんなに殺気ばしる」という台詞、今回は「先ばしる」と聞こえたよ。先走るなよ〜〜染丈(笑)!!。

・ライの、キンタの頭をグリグリ(ナデナデ?カワイイカワイイ?)する回数と親密度が増していた。…後半の非情さを強調だね。

・ラジョウの幕開けの歌&ダンスが結構好き。アオドクロの顔見せより好きかな。

・殺人者(違うって!"ハ"って名前がついてるよ!)@前田さんとキンタが喧嘩友達のような雰囲気を醸してた。小競り合いの後は、牽制しつつも一目置いてるような。ここのライ&ハの立ち回りも前よりコミカルちっくでした。「兄弟の杯を交わす」マダレに、キンタが「アンタが兄貴と義兄弟になるなら…」の時、誰かの物まねをしてて....あれ、誰だっけ、この人。特徴あってよく聞くよなーーーと、どーしても思い出せずmixiコミュニティーに書き込みしたら「それはビートたけしです」と親切に教えてくれた方がいました。そーかぁーー!!ビートたけしか!!あのしゃがれ声は。はー、スッキリした。miximixiユーザー様に感謝です。

・評定の場。ウラベの怪しさがUP!していたように思えた。慇懃な物腰で見て見ぬふり、のような。

★日ネタ★評定の場終わって去るウラベ&サダミツ会話
ウラベ「サダミツ殿、茶店に寄って行かんか」
サダミツ「おぅ、望むところだ!今日こそ屁理屈合戦に勝ぁぁぁつ!!」
ウラベ「ちょこざいな!返り討ちにしてくれるわ!」
…"ちょこざいな"だったかどうか記憶曖昧なんですけど(汗)。あんまり聞かない言葉だなぁ、でも粟根さんには何故か合う、と思ったのは確か。これ、やっぱりmixiコミュでの指摘ですが、小須田さんが噛んでしまって何を言ってるのか分からなかった8日夜のリベンジらしい、とか?

・ツナに宛てたヤスマサの手紙を読み上げる場面が笑い場に。ツナに殴られて「続けて」「読め!」「半笑い(薄笑い?)してるしー」とたたみかけるキンタ@サダヲちゃん攻撃に染丈、笑いそうになってたぞ。ツナ@秋山さんが「続けて」と救ってくれたけど。ほっといたらグダグダになってたね(笑)。

・その後、ツナの信用を勝ち得た(ここ、ツナのライに対する感激度もUPしてたみたい。酷いヤツだわ〜〜ライ!)後、キンタ「シュテンをオレにくれ!」ライ「シュテン…?」………間……。忘れたでしょ!染、次の台詞を!!表情は確かめられなかったけど「ははーん」とかいう顔して誤魔化したんじゃないかしらー。もう!

・シキブ&ダザイ@磯野さんの掛け合いは安心して楽しめる。好きだなー、「ツマ」の解説。その後の濡れ場シーンは少し激しさUP?照れずによく頑張ってるぞ、染。って、恥ずかしげに思うのは私の方か(照)。シキブは一時オボロミになり、「口先を絡めて愛するもよし」と言ってるんですね!ん?では、オボロツ=シュテンが「剣ではらわたをくり抜く」ことになるのなら、オボロヒ=ツナは……それがライの思い通りにならなかったオボロ=女なのだな。それがオボロのペテンで、ライの誤算…??

検非違使ソング歌いながらサダヲキンタ客席通路に登場!は、やっぱり下手側に戻らないのねぇ。次はやっと花道寄りの席なのになぁ。ま、今回花道での芝居が多いから、上手側のお客さんへのサービスなのでしょう。サダヲくん、舞台に上がる時、裾踏んだのかコケッとしてた。ひゃー(冷や汗)!アナタは動きが多いから、怪我しないようにして下さいねぇ!検非違使ソングの歌振り、真似したいなぁ。DVDになったら覚えそう!

検非違使の立ち回りは結構激しくてカッコいぃーー♪♪よくまぁあんな裾の長い衣装で。惚れ惚れ(目がはぁと♪)。

・裁きの場。チョコチョコ変化が。ウラベの「やりすぎー」がいかにもわざとらしく「やり過ぎ」な感じになってた(笑)。物覚え鳥のバージョンがちょっと変わっていた。オオキミ声真似が無かったような?気のせいかなー?マダレ@古田さんが捕らえられた時「ごーめーんーなーさーいーぃ」(爆笑!)と。いやー、まさしく"とんだ茶番"だ。一変して発するライの「死ね、豚野郎!」が怖いッス....(汗)。一件落着(?)で皆が去った後の裏役者たち@マダレ・アラドウジ・フエ(カナ子さん)の密談、マダレの台詞が長くなってた。前は「お前の筋書き通りだ、兄弟」「期待してるぜ」だけだったのだが、ライへの不信感、あるいは思い通りにはさせねぇ、的な敵愾心の現れかしら?何て言ってたかちゃんと覚えてないんだけど…
そうそう、オオキミに将軍にしたいと言われたライ、「下の者が上のお方のおこっ……お言葉に従うは」噛みましたねーー!どーしてこんなところを?という箇所でしたね。言い直してましたね。←何故か嬉しそうな私?

二幕目へ移って
・ツナ邸を訪れるライ。雰囲気が艶っぽくなってないか?以前はまだ戸惑ってるだけのように見えたツナが、ライへ恋慕してる気持ちが出てたように……私がそう思ってるせいか(笑)?キンタがツナを見つめてる顔もちょっと切ない。

・戦いの場。粟根さんがあっさりとやられちゃって少し勿体ないのよね。仕方ないけど。染丈の紫の戦装束はいいんだけど、白いマント&はちまきがイマイチ好みじゃないのよね。なんだろう?逆に白にすることで非道さを強調してるのか?(深読み?)だって、ここは......キンタを裏切る極悪人の場!!「兄貴がそんなことするはずがねぇ!」「したよ」。この言い切る冷たさ!目が潰れて「ちくしょー」と闇雲に躍りかかってくるキンタを、"こっちこっち"と刀でトントン(今回は「バンバン」ぐらいに強かったけど)誘うんだよ!楽しそうに笑ってやがる!!シュテンが「外道!」と言うのも分かる。心からの非難。でも「これが正道だよ!!」と切り返すライには、欲の道をだた突き進む、ある意味真っ直ぐな人間の姿を見てしまう。その魅力に屈してしまう私。ヤバイっすよ。
シュテンの口に血人形突っ込むアレ.....ま、いいんですけどね、何かを象徴してるんでしょうから。戯曲を買ったらシュテンが舌を噛んで自害しようしたからだったみたい。あら、そうだったのねー。マダレ、この辺でもう引いてますね。それでもライにくっついてるのは何故かしら?「見誤る」を噛まないか、いつも心配(笑)。余計なお世話?

・シキブ@聖子姐さんには感服。シキブにキスしてなだめるライ@染丈も色っぽい…ポワン。しかし酷いオトコだよ!!でも素敵……ポワン。どっちやねん!ツナの態度豹変。それはこれで全て飲み込めたから。何度観てもしなだれかかった後の激しい独白がいいな。特に今回はライを恋しく思ってた気持ちが激しさを増してるように思えた。愛憎表裏一体ですね。

・シュテンが囚われてる牢屋。アラドウジ@川原さんは安心して観ていられる。台詞回しがコミカルなのにそう感じさせない。シリアスな場面にもちゃんとはまってるんだよね。「お喋り」であっけない最期…(涙)。
で、来たー!ライ国王登場!ひときわデカくて極悪な眉ナシメイク!素敵ーー!!(オイオイ。)多分、睨まれたら卒倒するかひれ伏すか…。ツナが正しい道だと信じているそれに潜む嘘や偽善を、ライはひとつひとつ剥がしていく。ツナを捕らえて無理矢理キスするところが、ちょっと覚束ないのよね。もっとゆーーっくりやっちゃえばいいのに。楽しんでる風にも見えるし。でもキスした後、おっぱいをガシッと掴むところが増えてた!やったね、染丈!(なんでや……)これで「やっと食べ頃」じゃないですか!ツナの諸肌脱がせるところは大胆になってたね。マダレが傍観できなくなったのも分かるよ。極悪め!ライ!!
しかし迎えるマダレ@古田さん、「この運命の蛇はよぉっ!」での迫力ったら!痺れるわ〜〜身体全体もデカイがその存在感たるやっ!!1.5倍増くらいに見える。そりゃ染、、、、違った、ライもビビるわ。ここ、古ちんVS染、一騎打ちの雰囲気ね。くぅー、待ってました!でもすぐにシュテンに取って代わられちゃうのよね。シュテン……もう何も言うまい。(言ってるじゃんかよ!)前回、この大事な対決場面で台詞を噛んでいてズルッとしちゃったけど、今回は腹に力入った声で。あの華奢な身体にしてはよくやってるよね。

・さて、再びキンタ登場!座頭市になってからのキンタの立ち回りが好きだ。カッチョえぇ。
★日ネタ★オクマがマダレを紹介するときの言い間違い。「プーさん」......体型かっ(笑)?!

・最後の対決。ライ、もの凄くイライラしてます。冷静な判断も失ってます。味方兵を斬っていく殺陣が狂気に満ちてて速くて好き。でも勢いがあるのはここまで。雑魚を斬るまで。もう力を失ったんだ、あぁもうダメだ、と思っちゃったよ。最後の対決があっけなく見えたのよ、今回は。そんでもってツナにかかる血飛沫も飛ばなかったし。でも3階から観てたら「ん?」って間にちゃんと進んでいったし、顔にも血が付いてたから、ちょっとおかしいな、程度。ツナがライの脇に潜り込んでるような姿勢してたので新しい演出か?!(オイオイ)と思ったけど、あの時に血を手動で(笑)つけてたのね。

・ライ最期。斬られても刺されても死なないライの姿に、観る度に切なくなるんだけど、「死んだ方が楽なのに…」と思ったのは初めてかな。オペラグラス越しだけど、すさまじい形相を観てしまった.....。

・カーテンコールは3回でしたね。マチネは4回だったらしい。くー!もう1回やらせたかった!3階席でもスタンディングオベーションしましたよ。んで、古ちんが乱打(?)した投げたキスがこっちに来るっっ、キャー!と思ってたら染ちゃんの方を見逃してしまった.....恨むぜ、古ちん!でも嬉しかったけどさ♪