オレ節生活

気の向くまま、思いつくまま

『朧の森に棲む鬼』東京千穐楽&総括(?) その2

早いもので1月も終わりです。昨年から、2007年1月は『朧』に狂ってるかな?いやー、意外と乗り切れず冷静だったりして?と不安と期待(?)を抱いてましたが.....いやはや見事に朧狂いとなりました!(笑)。良くも悪くも2007年一番の衝撃となるのでしょう。2月以降はどう暮らしていけばいいの?もう戻れない……(笑)(何がだよ!!)

では、昨日の続き(笑)を。
楽のカーテンコールではもっとお祭り!になるのかな?と思ってました。いや、十分に賑やかでしたけどね。でも、あの壮絶な話のあとではね....という気持ちが無きにしもあらず。そう言えばアオドクロ時のカテコでは割と頻繁に見かけた染投げキッスも、私の知る限りでは22日の撮影日だけだった模様。そりゃまぁ捨之介は女好きの玉転がしだけど、ライは……てな感じでしょうか。代わりに古ちんはキッス乱投してたようだけど(笑)。新感線千穐楽でお馴染みの煎餅撒き、破壊@サダヲくんと特別ゲスト・冠徹弥くんによる「血風ロック」に乗せて。2階席はオボロ達が配っておりました。.....む、もしや何か契約させられた?(な、訳ないって!)冠くんと言えば、「炎の報告」聞きたかったな〜〜。まだ曲が続いてるのに煎餅撒き終わっちゃって、手持ち無沙汰っぽいのもご愛嬌。キンタ扮装のままのサダヲくんがちょっと可笑しかった。冠くんが「一人こんなカッコですみません」(坊主頭にグラサン、シルバーなパンクルック)てな事を言ってましたが、いやいや、アナタの方が正解!ですから。ワタシもね、メタルやパンク系とはちょっと違うかもだけど、一応ロック好きなのでね、拳突き上げノらせていただきましたですよ、ハイ。"破壊"なサダヲくんも良いですよなぁ。グループ魂のツアーにも行ったろか?!とちと思いましたよ。(行かないけどさ。)サダヲくんが染に一瞬マイクを向けたので、「歌うかっ?!」と思ったが歌わんかった……一度、試しに聞いてみたいんですけどねぇ、染歌声。

サダヲくんのことに話が及んだので、ちとライ&キンタの事など....。
(※ここから妄想モードです。自分の為に綴ってます。出来れば飛ばして下さい....照。)
考えていたよりずっと、市川染五郎阿部サダヲという役者コンビの相性が良くて、嬉しい誤算でした。もっと異質で相容れない部分が出るかと少々不安を持ってたけど、しっかり「兄貴」「弟分」という関係性がハマっていて。特に後半は親密度がUPしてなおグゥーッ。初めて生で、舞台俳優・「阿部サダヲ」を観たけれど、本当にキレ良く動き、お馬鹿でいいヤツで単純で正直なキンタを愛くるしく演じていて、こりゃファンが多いのも肯けるなと納得しました。私だってちょっとグラッと来たぞ(笑)。もともとネコ顔のカワイイ人だなぁと思ってたし。殺陣も上手いし、特に座頭になってからの剣捌きは惚れ惚れ。しかし、この愛くるしさ/バカ正直さが生きるのは、ライという極悪人を演じた「市川染五郎」あってのことでしょう!(よっ、出ました贔屓目!)いつの観劇日だったか?サダヲファンらしき学生さんの一団が「キンタが」「キンタが」と話してるのを小耳に挟み、可哀想でしょ?切ないでしょ?でもそう思わせてくれるのは染丈あってのことよ!などと一人心の中でつぶやいておりました(笑)。もちろん、その逆も真なり!!だからいいコンビになってるなぁと嬉しく思ったわけで。でもその可愛いキンタに私ってば段々感情移入できなくなってるのしら?と、途中から思ってましたが、どーも最初からあんまり入れ込んではなかったようです。
キンタって……何で兄貴にずっと付いてきてたんだろう?例え悪党でも嘘つきでも、それだけライが魅力的だったんだろうな。キンタだって"一蓮托生"な部分で割と酷いことをしてる訳で。「目が見えなくなったから見えるようになったもの」、過去の自分と対峙せねばならなかったんだろうな〜〜などと。
最後に「生きて兄貴に剣を向ける!」とライに躍りかかった時、立ち回りの最中に気合いの声をあげるんですよね、キンタ。何回目かの観劇時にハッとなったんですけど。あれを聞くととても切なくなる。今でも思い出すとちょっとウルウルきてしまう。キンタは自分の手で兄貴を倒したい、と思っていても本当に斬れると思っていたのか、それとも……この時ばかりはキンタに感情移入してます。「こんな激しい想いに駆られる日は二度と来ない」のはキンタも同じで。マダレは....マダレはまた別に激しい想いを経験してきてそうだけど(笑)。そう言えばこの時にマダレが「どしたぁ?」とツナに問いかけるトーンが凄く好き。これ、段々変えてきたようで5回目観劇の時にいいなと思ったら千穐楽もそのトーンで言ってた。これで落ち着くのかな?大阪ではまた違ってたりして。っつーか、違う解釈のものになってたりして!!....あり得る(笑)。

(※昨夜は、あまりに想像力に欠ける「当たり前」な事を綴ってしまったので、編集し直しました。お恥ずかしいっ。ついでに加筆もしました(笑)。これ以上はしませんが、また次へ続く……)