オレ節生活

気の向くまま、思いつくまま

吉原御免状・本編拝見

そして今夜は予告(?)通り、『吉原御免状』DVD本編を、しっかりキッチリ最後まで拝見。観終わったらAM2時でした(汗)。※以下、ネタバレ注意(?)。
先に特典映像・いのうえさんのインタビューを観て、敢えて外した義仙や宗冬のドラマ、高尾と勝山の立場逆転などの意図を知り、ム?これは新たな気持ちで挑めるか?と、ちょっと期待。………でもやっぱり、、、。
しかし、生の舞台と映像では感じ方が違うもんですねぇ!かなり時間が経っているのと、新感"染"のような強い思い入れがないせいかな。舞台の時は高尾太夫京野ことみちゃんが頑張ってるように思えたけど、やっぱ松雪泰子ちゃんの迫力勝ちかな。いのうえさんも言ってたけど声に艶がありますね。ま、遊郭言葉に乗せる抑揚は所作指導の錦升センセェに敵いやしませんが(笑)。
堤さんの立ち回りは舞台で観た時よりスゲー!と。スゥッとした立ち姿なので、重心が落ちてないように以前は思えたのかも。いやはや、画映えしますよぉ!でも自分の進む道、ハラが決まっている庄司甚内役の時の方が迫力あってより素敵。これは松永誠一郎が悩み・決心する物語だと思うのだが、純粋で心に迷い(闇)がない人物像でありすぎる(笑)ため、最初と最後では何か変わったん?と……イカンかなぁ、こんな感受性では。堤さんはカッチョえぇけど。
が、一番素敵なのは梶原善さんの水野十郎左衛門!原作とは違うニュアンスだけど、いい!これが舞台化の妙だね。でも最期は死んでくれた方が…。←あっ、鬼ぃ。
古田さんの柳生義仙も原作より極悪で(笑)、これはこれでいい。「怒りに任せて剣を振るい、憎しみに任せて人を斬る」は、古田義仙にバッチリな台詞で好きだな。←コレ好きなんて、私も悪鬼?
私が求めたものとは違うけど、やっぱり新感線は凄いな。あんなにシーンが変わってもストレスない場面転換・美しいセット、魅せる殺陣、構成力。来年の新感"染"が楽しみだ!! (結局そこに落ち着くか…)