オレ節生活

気の向くまま、思いつくまま

『朧の森に棲む鬼』3回目(2007.1.13 昼)

とりあえず携帯から。
凄かったよ、今日も!!本日は3B・右袖の席。花道はバッチリだが、舞台上手は見切れる。分かっちゃいたけど、そうかー、結構見切れるよなー、なんて思って一幕目は割と散漫に拝見。このまま冷静観劇に終わるかなー思いきや、、、アータ!!(誰??)
凄かったです〜〜!!
特に「これが本道だよ!」と牢屋のシーン。 チビりそうでした。(オイオイ。はしたないぞ。)こんな激しい想いに駆られるのは……二度とない?
いやいや、あと何回かは味あわせて頂きます。詳細、後ほどアップしまーす。

ハイ、遅くなりました。ようやくUPです(1/18現在)。まずは日ネタから。

宮中から去るウラベ&サダミツの会話。
ウラベ「サダミツ殿、例の店に寄って行かんか?」
サダミツ、バッと勢いよく振り返り、例の"気色の悪い笑顔"を浮かべながら
「おぬしも好きモノよのぅ〜〜ほぉーほぉっほっほっ」
ウラベ「えっ、、、いや、ちょっと待て、何か勘違いしてないか…?と言うか、それはどの店のことだ??!!」

オクマがマダレを紹介する時の言い間違い。
「クサレ」。(笑)!!
マダレだっ」と古ちんは迫力で切り返してました。

ウラベ&サダミツ会話は、日ネタとは言え、サダミツの振り返る間合いなどを計ってるところとか、かなりちゃんと作ってきてる感じがしますねぇ。さすが几帳面なウラベ…違った粟根さんだなー、なんて。オクマ@中谷さとみちゃんは、他人様の感想レポを覗くと「おっ、上手いとこ突いてるね〜」という日と、「なんじゃそりゃ!」という日があり、縦横無尽だなー(笑)と思う。一人ネタだしね、産みの苦しみ(笑)かな。段々ネタも尽きてくるだろうし、アンケートに色々候補を書いてあげたいなーと思ったりする私。余計なお世話?!
8日に観劇したときは仁さんが何故そこで自由演技を?(染友によると「大滝秀治だった」と…)という箇所があり、ちょっと心配(?)だったが、この日は「大滝秀治」はなかった模様。いのうえさんのダメが出たのか、たまたま今日に限ってなのか分からないけど....。

さて、本題に戻って(笑)。
最初にも書いたとおり、今回は3B右袖席で観劇。どちらかと言えばセンター寄りの席とは言え、終始前傾していないと上手は見切れてしまう。お陰で観劇後はしばらく腰が痛かったっす(汗)。あれ、もっと舞台寄りだったら半分以上見えないだろうな〜おまけに反対側の左袖だとしたら花道も見えないねぇ。安い席とは言え、苦しいね。などと、しばらくは散漫な気持ちで観てしまった。(イカンなぁ。)オープニングソング中、オボロヒに唇を奪われるライ・引きはがそうともがくけどオボロヒは離さない……てなニュアンスですが、今日は染ちゃん、思わず秋山さんを抱きしめてしまいそうになってませんでした?私の嫉妬心がそう観させたのか(笑)?いやいや、キスしてる時はそっと肩に手を回したくなる気持ちも分からないでもない....普段、こんなことないからねぇ!真木よう子ちゃんの喉がちょっとヤバそうな感じがありました。大丈夫か?!前回も、初っぱなのライ&キンタの喋りが早くなってるなーと思いましたが、今回ももの凄い早さで進んでいきます。よく噛まないなー、と感心してしまう。でも、人によっては聞き取りにくいと思うようで、そんな感想をブログに書いてる方もいましたね。うーん、でも、後半のたっぷりとした悪漢ぶりとの対比がいいのでねぇ、これで良しとも言えるし。ちょっと走りすぎの感はありましたが。
今日のマダレ登場時はエロおやじでなく、エマちゃんに手を取られてお馬鹿っぽくボーッとしてました。
初見(初日)の時はぜーんぜん気付かなかったシキブが「夢暮歌(むくれのうた)」を歌っている時、幕にオオキミの姿が映し出されるのを(花吹雪の中、遠景の後ろ姿で現れ、顔がUPになり振り向いて笑顔。)本日はしっかと眺める。田山さんのオオキミはいいよな〜。「踏んで踏んで、あっ、止めないで…」と言ってるところが楽しい。でもやっぱりこの国王じゃ、平和な時はいいけど戦時は難しいでしょうね....。シキブ@聖子姐さん、「だーいっ嫌い」で前2回はゾクリと来たんだけど、今日は少し肩透かし。来るぞ、来るぞ、と構えていたせいか?でも後半は(オオキミ暗殺の場面)それを挽回するようなシキブが観られました!ライとの情事場面、いっそのことちょっと服をはだけてしまったらどうかしら?とか考える大胆な私。もちろん染ちゃんの方が、ですよ(笑)。妬いてるんだか、楽しんでるんだか、この染ファンは(笑)!そうそう、シキブの御前に出る時の衣装で、着付けのせいかどうか分からないけど「お、お太りになった?」とか思ったんですが……その後観劇した友に確認するのを忘れてるぞ。どーでしたかね、染友たちよ?!
キンタ@サダヲくんの検非違使隊ソング、フリ真似したいね〜。一昔前のアイドルちっくだよね。噂通り?前回と違って上手から登場してました。これ、また下手側に戻ったりするのかなー?次回はやっと下手側の席なので、是非戻して欲しいな〜と思うワガママな輩。

そうそう、お昼には「朧月見ソーメン五郎」を予告通りいただきました。実は…おぼろ昆布ってちょっと苦手で。割とたっぷり入っていて("朧"と銘打ってるだけあって)、苦笑いでしたが全体的には美味しゅうございました。とにかくたくさん食べないと落ち着かない(笑)私、素麺だけで大丈夫か?と思ってたが、これが意外とお腹いっぱいに。お鬼朧弁当よりお薦めかな(…あっ、正直に言ってしまった☆)。

そして、後半。幕間後の場内はすごく暑くなってるのは何故でしょう?前回も思ったけど。2幕目も引き気味観劇かな〜と思っていたら……全然!入り込んでしまいました!やーいい舞台ってどこで観ても届くモンなのねー。とか1幕目とまったく違う事を思ったりして(笑)。
シュテンの血人形に付けたのはキンタの血だと分かり、、、、ライの非道ぶり発揮!前回もちょっと思ったけど、目が見えなくなったキンタをからかうように、「こっちだよ」と刀で地面をトントン叩くのは初日にはありましたっけ?あったとしてもあんなに極悪ではなかったと思う。楽しそうにやってんだよ、ひ、酷いヤツだ!!シュテンに「外道!」と言われ、「これが正道だよ!!」と返す迫力!!うわぁーうわぁーうわぁー。何?この圧倒さってば!一気にライに心酔。兄貴、どんな地獄でもついて行きまっせ!な気分。今、キンタを裏切ったのも忘れて、そう、人間の正道とはこっちなのだ、とバカ正直の私(笑)がフラフラと。惑わされています。
この空気に感化されて?か、シキブ@聖子姐さんも哀しいオンナを魅せる!「ごめんねーごめんねー」でゾクリとしたのは初めてかも。その後、ライに騙されていたと気付いた時の顔。締め付けられます。ツナが態度を一変してしなだれかかって来るのは、ライはどう思ってるんだろう?このアマが!でも今は騙されてやるか、方便の為にな、と思ってるのかな。ちょっとお尻がこそばゆくなるんですけど....でも、ライが去った後のツナの激しい独白が好きです。
シュテンが捕らえられている牢屋のシーン。今回、私が一番グラグラ来たシーン。川原さん、今回の『朧』で殺陣はないけれど、役者だなぁと思う場面。声もいいし、これからは役者としての幅を広げたらいかがかしら?と偉そうに言う素人(笑)。ここで、シュテン@よう子ちゃんの力不足が露呈されてしまう。だって芸達者が揃っているモンねぇ。束帯と言うんでしょうか?ひときわ大きく見える国王(なのかな?)装束の染ちゃん、もちろん眉ナシ。か、カッチョえぇ〜〜(ポ)。←心酔してる。オレンジの直衣のような衣装が一番好きかな、と初見では思ったけど、これですよ、これ。ま、検非違使とか、裾の長いスウッとした衣装もお似合いなんですけどね。でも今回はこれ!ツナをなぶって、なぶって、「正義なんか無ぇ!あるのは欲望だ!」ギャー!!ノックアウト、ノックアウトーーー!!!何ですか、この、腑に響くような、有無を言わさないトーンは!!「いや、正義はある!」と返すツナの、なんと心許ない言葉よ。前回ね、ちょっーーと刀を合わせるタイミングがずれたせいか?ツナにキスしなきゃ、みたいな段取り的な感じが一瞬見えた気がしたんですが、今回はそんなことなく。割とゆっくり目に動いてたのかも。このテンポ、いいかもしれないな〜。刀を合わせた隙を狙って、というニュアンスより、ツナの自由を奪ってからゆっくり、みたいな方がより意地悪くていいな。ツナの肩にガブリとするのはどーなのかしら?3B右袖席からは実は見えなかったけど。ツナの服もよりはだけていて、これは演出なのか?たまたまなのか?、おぉ、いいぞいいぞ〜〜と思う(私、衣装の乱れがお好き?)。
さて、ここで少し傍観していたマダレが凄い存在感をもたげてきますよ。染ちゃんがそう来るなら、オレも負けてられんぜ!!みたいな。ふ、古ちん、素敵……(ポ)。←浮気かっ?!少し怯む染ちゃん。もとい、ライ。そう言えば腕の入れ墨の件、マダレ「え、これが?!」で笑いが出るのは分かるけど、本当に彫ってあった、という告白の時に笑っている人がいて、えぇ、なんでよ?!とちょっと悔しく(?)なった。人それぞれだからいいんだけどね〜。でも、一度観てしまうと「これが?!」の台詞の時にも笑えなくなってるのよね。で、この三つ巴の丁々発止のところへシュテン@よう子ちゃんが割り込んでくるんだけど.....あぁ、頑張ってね、としか言いようが。最後の血人形の呪いも迫力欲しいよ〜〜。好きな件なだけ。
最期は古ちんとの対決が観たかったけど、でもライのような悪人には一対一などという場面は似合わないでしょう。斬られても斬られても、死なない、死ねないライの姿は壮絶で、切なくて、苦しい涙が出てくる。オボロになったライはどんな気持ちなのか、とか、これからも人をたぶらかして悪行を重ねさせるのか、とか、そう思うより、まずは胸がいっぱいになる。あのラストシーンを消化するのにはまだ時間がかかりそうだなー。