オレ節生活

気の向くまま、思いつくまま

歌丸・たい平 二人会

え〜毎度お馴染み、バカバカしいお話を……じゃなくて、寄席なんですが。カテゴリー別をどうしようかなー?と思ったのですが、一応[観劇的]に入れました。生だし、舞台だし。今夜はご近所の、『吉野町市民プラザ寄席 桂歌丸林家たい平 二人会』に行って来ました。
《番組》
一、落語 三笑亭可女次
一、落語 桂花丸
一、落語 林家たい平
仲入り
一、落語 桂歌丸三遊亭圓朝作・鰍沢
え〜、落語に詳しくないので(落語だけじゃないけど…)、チラシに書いてあった歌丸師匠のお噺と、その歌丸師匠が"たい平さんがやったのは「明け烏」(字は合ってるかな?)"と言及してたので分かりましたが、下っ端弟子達(?)の演目は分からなくて。面目ない(笑)。可女次さんのは、小狸が博打うちの旦那のとこへ恩返しに行って、サイコロに化ける噺。花丸さんは、番町皿屋敷の話を聞いた若者三人がお菊さんの幽霊見たさに出かけて行って、それがいつの間にか評判になり全国ツアー興行にまで発展する、ちょっと現代風アレンジの演目でした。
花丸さんは6月の歌丸師匠「牡丹灯籠シリーズ」独演会の時にも出てましたね。噺家としては可女次さんより上手いのでしょうが、どーも芸風的に私の好みに合わないらしく「この人苦手かも…」という印象が残りました。いや、本当に申し訳ないのですが。可女次さんは、面白みは極小(笑)でしたが朴訥とした雰囲気がいいかな、と。いや、ほんとーーに好みで申し訳ないのですが。
で、メインイベント(?)笑点コンビ(??)たい平さん&歌丸師匠ですが、たい平さんの前フリに爆笑してしまいました!!ネタはどーーってことない、と言うか使い古し感さえある傍若無人のオバチャン(&オジチャンちょこっと)話でしたが、場内笑いの渦!!私も久々に素朴な気持ちで笑い転げました。ほんっとにオバチャンネタって凄いわ〜〜(感心はそこかよ?)落語なんてそっちのけでお弁当に食らいつくオバチャンとか、新幹線でのダイナミックな姿態とか、別段どうというネタじゃないんだけどね〜(笑)。また、こん平師匠からの人柄なのでしょうか?弟子であるたい平さんも、明るく"陽"な雰囲気でございました。歌丸師匠によると、こん平師匠に毒を盛ってる疑惑があるそうですが…(笑)。ま、オバチャン受けする方でした。若者相手じゃぁ、こうドッカンと笑わなかったでしょう(笑)。
対する歌丸師匠は、もっと高度な技術(話術)を駆使した感じで。お年でも流れるような喋りは衰えてないのでしょう。固有名詞をああも間違えず言えるなんて(笑)!最近、すぐ「アレ」と言ってしまう私。ヤバいぞ!そして花魁風情はピカイチですね。さすが花街出なだけある!(お家がそういう商売されてたそうで。詳しくは本が出てるのでそちらを。って何を販促してるのかしら?)因みに「鰍」は「かじか」と読みますよん♪(…そうだったのか。オイオイ)
しかし素直な笑いと言うのはいいですな。笑点見て爆笑してる母を見習わなくっちゃ、と思いました。来年の「志の輔らくご」はどうなんでしょ?若い分(?)だけもっと都会的でシニカルなんだろうな〜。そちらも楽しみであります。